自衛隊(一般曹候補生)試験を振り返って

一般曹候補生試験の受験から合格までの流れを体験を基に書き記したいと思います。将来受験する方の参考になれば。

教育隊、一日の時間

何をするにしても時間が足りない。そう仕組まれている。

特に海上自衛隊では「五分前の精神」が厳守されており、

集合時刻が1800だとすれば、1755には整列を完了させないといけない。

整列の完了と言うのは、全員が集合し、番号を呼称し、当直学生が人数を把握するまでだ。

と言うことは単に五分前に集合すればいいのではなく、五分前の五分前には集合をし始め

上記の整列完了を終えなければならないのだ。

と言うことは1745あたりからぞろぞろ集合し始め1750強には整列を完了させるようになる。

前の課業が、1730に終わった場合、次の集合時間が1800で30分もあると

思っていたら痛い目に遭う。実際には15分ほどしかないのだ。

その時間の中で、着替えないといけない、トイレに行きたい、提出物を提出しないといけないとなると本当に時間がないのだ。

 

一番辛いのが、昼休みである。昼休みは1200~1300。これは変わらない。

昼食が取れるようになるのは1200ぴったしから。

食堂に学生たちが集まるようになるのだが、教育隊では何百人もの学生がいる。

当然凄い行列になり、最後尾に並んでしまうと食事が取れるのが1220~になってしまう。

そういう時に限り、次回の整列時間は1250とか早い時間帯となる。

急いで飯食って、歯磨きして、トイレして、制服にアイロンかけて…となると

昼休みであっても心が休まるときはない。

当然、遅れたりすると連帯責任になり…厳しいバツが待っている。

 

休日については整列時刻はあるが、全く厳しくない。

まあ休日に整列時刻があるのは物凄くいやだったが。